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2006年4月30日 (日)

カクテルの鬼

横浜の有名なバーテンダーがまだ若い頃、あるとき1杯のカクテルを何度も作り直させられたことがあったそうです。そのお客さんが気に入るまで、それこそ何杯となく作り続けたそうです。この話を聞いたとき、彼は客を恨んでいる訳でなく、逆に感謝していると言っておりました。
つまり、お客様の好みにあうカクテルを作る技を身につけられたと言うのです。多分、カクテルにもレシピがありますから配分を変えることは出来なかったと思います。でも、その限られた範囲の中で味を組み立てていくテクニックもあるのです。
それから、お客(飲み手)にもバーテンダーを育てる責任があると思います。何もやみくもに喧嘩を吹っかけることではありません。「それなりの店」で「それなりの人」を相手に、ここぞというときに自分の好みを主張することが、飲み手と作り手の双方によい信頼関係をつくるのだと思います。
先週、ノダッチにFINOリッキーを作ってもらったのですが、「何か甘い…」と感じましたがすぐには何も言いませんでした。もしかするとこれは「カクテルの鬼」になるチャンスか?ついに私もデビューするときが…。しかしその直後にノダッチが私に詫びました。「すいません、間違えてトニックを使いました」そしてすぐさま作り直し始めました。この潔さに「鬼」の心はすーっと消えていきました。若いとは良いことです。素直に間違いを認めて行動に移す姿勢は、若さゆえの何よりの武器です。先が楽しみです。

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